湿度計といえば温度計とセットになっている製品が多いですが、湿度専用だったりセンサーに対応する製品もあります。湿度専用のタイプは温度の表示機能を持たず、純粋に湿度だけを数字で表示するのが特徴で、本体のサイズはコンパクトです。余計な機能がつかないので見た目がシンプルですし、何より特化型なので比較的信頼性が高いのに低価格のものから選べます。外部にセンサーが備わる湿度計は、離れた場所や本体を設置できない狭い場所の湿度を知るのに最適ですし、アイデア次第で活用の幅が広がります。

例えば冷蔵庫の中にセンサーを入れて湿度計の本体を外に出しておけば、ドアを開け締めしなくても庫内の湿度を知ることができるので便利です。外部のセンサーが使える湿度計の良いところは、本体を移動せずに測定ポイントを移動できたり、本体が壊れない限り長く使えることにあります。内蔵型の湿度計は本体が壊れてしまうと修理が必要で、一般家庭向けの製品だと修理をするよりも買い換える方が安くなります。業務用は修理に対応している製品が殆どですが、故障箇所の特定や部品の交換、校正となるとかなり高額な費用が掛かります。

その点、外付け型は壊れたセンサーを交換するだけで済みますから、修理は不要で費用を安く抑えられます。本体と2点同時の測定が可能な製品であれば、室内外の湿度を知ることもできますし、湿度差を把握するのにも役立てられるので、改めてアイデア次第でいかようにも活用できることが分かります。