センサーとは人や物の動きや温度、音や科学的な現象や物質などを感知して装置を作動させたり、文字やマークなど何らかの形で目に見えるように提示できる機器や装置のことです。温度計に関してもかつては、対象物に水銀を使った温度計を入れて、その時の温度に合うように水銀が筒の中を上下して止まった一のメモリを見て何度か判断していましたが、近年では水銀を使わずに対象物に接触させると、目に見える数字で温度を提示するデジタル式のものが使われています。2020年から世界中で流行した新型コロナウィルスの感染予防のために、空港や店舗など人が集まる場所では発熱している人は入室入店ができないようにして感染を予防しています。体温の確認のために、赤外線を使った非接触型センサー付き体温計がよく利用されるようになりました。

また食品や精密機械を扱っている企業などは、室内の温度を計測するための温度計や食品の温度、冷蔵庫内の温度を測るために温度計は欠かせません。そのようなときも測ればすぐに数字が目でわかるセンサー付きのものを使用することで効率よく業務の遂行ができます。外気温や室温を測るだけなら-30度から+60度くらいまであれば十分測定できますが、食品を扱う際は油も使うため、上限が200度程度まで測れるものである必要があります。センサー付きの温度計は便利で使いやすいですが、購入するときには使用目的によって何度から何度まで測れるものなのかをしっかり確認して購入することが大切です。