湿度は空気中に含まれる水分量を割合で示したものです。温度よりも気にされることは少ないですが、いろいろなものに影響を与える恐れがあるので、注意が必要なことがあります。例えば紙や電子製品は湿気を嫌うものもあるので、湿度計のセンサーを使って監視が必要です。監視をして対応ができれば、品質を維持することが可能です。

電子機器は水分が多いことで、ショートするリスクが高まります。そのためケース内に除湿剤を使うこともあります。それでも環境によって想定以上の湿気にさらされることも否定できません。そのためセンサーを内蔵して湿度計を使うこともあります。

特にプリンターは電子機器だけでなく紙の質が印字に影響するため、湿度計がかかせません。計測されたデータによって、インクの使用量を変更します。常に変わらない仕上がりを提供できることが、プリンターの性能になります。紙や木造品などの濡れることで材質が変化する素材では、湿気が大敵です。

美術品や高級な紙製品を扱うようなところでは、保管されているものの近くにセンサーを設置して監視します。季節や天気によって空気中の水分量が増えてきたら、温度を調整して湿度を下げるような対応をしなければいけません。最初から乾燥した状態にすることも可能ですが、それでは紙はもろくなり破損する恐れもあります。適度な湿度を保つためには、なるべく対象に近いところに湿度計のセンサーを設置することが重要になります。