HACCPの導入が義務付けられているわけですが、具体的にどのように取り組むべきかわからずに悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。HACCPを導入する利点はわかっていても、実際に自社やお店に導入しようとなると何から始めれば良いのか、こんなときには7原則の前準備でもある5つの手順を踏むことをおすすめします。5つの手順の一つ目はHACCPのチーム編成であり、会社の中では関連するすべての部署から実務に詳しい従業員を集める、適切な衛生管理を実行するための原材料・製造方法・設備の取り扱い・品質保証など、それぞれの実務に精通した人を選任して招集をかける、これに加えて食品衛生に関する知識を持つ人を参入させるとよりスムーズに手順を踏むことができるようになります。衛生管理を行うためには、背品に関係する情報をまとめて説明書の作成が必要です。

説明書には製品名称や原材料名、添加物の名称や使用量、梱包スタイル、消費期限や保存方法をはじめ、製品の特性に関係する微生物・科学的な特性などの安全性に関わる情報も記載して作ります。次の手順では、自社で作ったものがどのような用途で、どのような消費者に使われるのかを確認します。例えば、そのまま食べるのか家庭内で調理して食べるのか、これらを考慮することやお年寄りや小さなお子さんなどが消費者になるようなものは特別な管理が求められることもあります。続いて、フローダイアグラムの作成とこのダイヤグラムに沿った形で現場確認、このような流れで準備を進めると良いでしょう。